2011年11月29日火曜日

食器洗い機の説明

食器洗い機(しょっきあらいき)は、厨房設備(台所設備)の一種。略して食洗機(しょくせんき)とも。



現在のものは食器を洗い終わった後に熱風で乾燥させる、食器洗い乾燥機と呼ばれるタイプのものが主流。システムキッチンなどに組み込むビルトインタイプ、電子レンジの様にキッチンの片隅などに置く卓上タイプがある。



日本では1960年(昭和35年)、パナソニック(当時・松下電器産業)によって家庭用の食器洗い機第一号が発売された。しかし、装置が大きく、仕組みも大がかりであったため、ほとんど定着はしなかった。その後、製品に改良が加えられていき、また、1980年代における女性の社会進出が家事負担の軽減といったニーズを生み出し、食器洗い機は日本の家庭へ普及していく。



現在の卓上型食器洗い機は、日本の住宅事情に適応したコンパクトなサイズ、優れた省エネ性、騒音の小ささなどから、海外でも人気が高い。また、節水効果が高いことから、食器洗い機の購入に補助金を交付している自治体もある。



一方業務用においては早くから知られ、特に東京五輪が開催された1960年代には外食店の新規開店とともに食器洗い機が一気に普及した。これに要する専用の洗浄剤は当初は粉末であり、洗濯機同様にオペレータが適正濃度に希釈して使用していたが、業務用のそれは高アルカリの劇物であり素人が使うには危険が伴った。そこで洗浄剤メーカーは粉末の代わりに液体の洗浄剤を開発し、これを電動ポンプまたは機械的に一定量供給する制御装置を取り付けるようになった。これによりオペレータは安全に食器洗いに専念できるようになった反面、洗浄剤の存在が意識されないのでしばしば低濃度、あるいはお湯だけで食器が洗われるケースが発生する。それを未然に防止するため、現在では何らかの方法で洗浄剤切れを知らせるアラームが備わっている。



上述の通り日本に於いては新規開店とともに業務用食器洗い機が普及したという背景があったため、各洗浄剤メーカーは挙って自社の洗浄剤を指定してもらえるよう食器洗い機メーカーに嘆願するようになった。この力関係により、「現場における食器洗い機の通常のメンテナンスは洗浄剤メーカーが営業の度に行う」という暗黙のルールが長く続いたが、やがて経年劣化に伴う食器洗い機の買い替えといった現場のニーズは洗浄剤メーカーが把握するようになった。後に食器洗い機メーカーの側から自社の食器洗い機を導入してもらえるよう洗浄剤メーカーにお願いする立場となり、現在両者は共存共栄の関係となっている。



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